La Paz 

 

   

 

Mont Huoyna Potori (6000m),雪山で有名なMont Illimoni(6600m)などの高い山に

囲まれたLa Pazは、高度4000mに位置する酸素の薄い地です。空がとても近くに

感じられ、雲の影が大地にはっきりと写ります。街から離れると、果てしなく広い

土地に、牛、羊、ヤギ、ラマや鶏がゆったりと草を食べ、日干しレンガと焼いたレ

ンガの家がポツンポツンと点在しています。家畜と一緒に子どもたちが遊んでいる

のどかな様子にほっとします。

平原は、アンデスの雪山のおかげで地下水が豊富なので井戸水が使えるため、畑栽

培が可能です。ジャガイモの種類は200種あるともいわれています。ちなみにペル

ーは3000種。ジャガイモの美味しさは格別です。自然放牧のため牛ややぎから採

れる牛乳から良質なチーズ、鶏の卵、どれも安心して食すことができます。

大量生産で作り出される食品との大きな違いは、結局、心と体にやさしいゆったり

とした豊かさにあらわれてきます。牛たちの糞は、燃料に使われ、自然のものを自

然に大切に使う知恵が脈々といきています。

                      Titicaca Lake

   

   

アンデス山脈の高い山々に囲まれた高度の高い街、La pazに昼過ぎに着いたのですが、

頭がズキンズキン脈打ち、少し休んで横になっていました。

血圧を正常にする働きがあるというコカ茶を飲み、酸素ボンベのお世話になりながら、

ゆっくりと、町の視察にでかけてみました。街角には、民族衣装をまとい黒い帽子と独

特のスカート(ポリエーラ)をはいた婦人たちが極彩色のふろしきに品物を包んで行き

交っています。

ちなみにこのスカートは4枚重ねで、下は白いエナーグァというスカートをはくとのこ

と。気温に応じて変えるのだそうです。

 

ちょこんと頭に乗せている帽子は、子供の頃から身につけていて、頭から落とさないよう

に絶えず頭を動かしながらいわば微調整をしながらかぶっています。雨が降れば、帽子だ

けはぬらさないようにビニールに包んでかぶるんだそうです。大切な帽子だからという理

由と羊の毛でできているので,濡れると臭いからという訳がありました。帽子で出身地が

わかるとか。

暗くなって、街に明かりが灯る頃、アンテークのビーズをちりばめたような夜景が目

に飛び込んできました。家々にともる電気がつきはじめると、一面が光り輝いてくるので

す。それは華やかな都会の夜景とは違って、温かい色の光のオブジェです。

 

      

 

■ ティワナク文明

 

    

 

ボリビア高地の最初の石器文明は、ワンカナリ、チリパなど紀元前2000年といわれています。

ティワナク文明はその後、インカ以前の文明(プレインカ)として興っていき、農業、水利、

製陶、製銅、建築、彫刻などしっかりと発達していきました。13世紀に内紛による混乱と弱

体化か人口増加のための消滅説もありますが、インカ帝国に滅ばされ、スぺインの侵攻までイ

ンカの支配下におかれました。そのためボリビアに多く残っているティワナク文化をスペイン

は詳しく知らなかったようです。

アンデスの十字架と言われる形には、神に向かう階段が形づくられています。3つの神である

空の神(AlAPACHA,自然の神(AKAPACHA,地下の神(MANKHAPACHA)を祭ってあ

ります。また、CABEZA Monumental とよばれる石造には、蛇、コンドル、ピューマのか

たどったもの、兵隊、太陽、月、世界を表す形が彫られています。また暦として72412

いう数の絵が描かれていたり、天文学的な知識があったことがわかります。