「きょうはなんのひ」 福音舘書店
作 瀬田貞二
絵 林明子
この本を、少女時代に読んでいたら・・・。
私もきっと真似をして
「きょうはなんの日?」って、
大好きな父を驚かせ、
秘密の細工を楽しんだでしょう。
心のこもった手作りは、
まわりをほんわりと幸せな気分にします。
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「ラチとらいおん」 福音舘書店
文・絵 マレー久・ベロニカ
訳 とくながやすもと
世界中で
いちばん弱虫だとおもっているひと、
なにをするにも臆病だとおもっているひと、
みんな大丈夫。
きっと赤いライオンが
いつも一緒にいて、
知恵を絞って教えてくれるでしょう。
神さま・・?のように。
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「たいせつなこと」 フレーベル舘
作 マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵 レナード・ワイスガード
訳 うちだややこ
大切なことってなんでしょう。
それは案外あたりまえのことなのかもしれません。
あたりまえすぎて、忘れてしまっているのでしょう。
『なんだろう?』と、
哲学の世界に踏み込んだように
難しく考えすぎて
見つけられなくしてしまうのかもしれません。
哲学だって、本当はとても簡単なことなのかもしれません。
でも、簡単なことほど、難しいものですね。
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「ブルッキーのひつじ」 ジー・シー・プレス
作 M・B・ゴフスタイン
絵 谷川俊太郎
「なんてかわいい」と
おもわず抱きしめたくなるでしょう。
だいすきなこひつじに、
大好きだから何をしてあげようかとブルッキーは考えます。
不思議なことに、
か細い線で描かれた絵が、
太い絆をつたえています。
ゴフスタインの絵の魅力を楽しんでください。
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「魔法のことば」 福音館書店
絵 柚木 沙弥郎
訳 金関 寿夫
(エスキモーに伝わる詩)
原点という言葉があります。
ものごとの原点に帰って考えることの大切さも必要でしょう。
この本は、それよりもっともっとはじまりの始まりを感じさせてくれます。
ことばの力、不思議、魔法にきっと気がつくことでしょう。
人間は少し傲慢になりすぎたのかもしれません。
はじまりのはじまりを思うと、心が穏かになりますよ。
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「よあけ」 福音館書店
文・絵 ユリー・シュヴィッツ
訳 瀬田貞二
静かな、静かな本です。
静かな夜のじゃまにならないように、
ページをめくる時も、
音を立てずにそっと、そっとめくります。
画面の青色が変化を見せながら、
夜の気配を伝えます。
そのうち
静かに、静かに夜が明けていきます。おじいさんと孫が、静かに静かに旅立ちの支度をして、
湖に舟を漕ぎ出します。
とても地味な色合いの本ですが、
未来へ続く希望を、
こんなに静かに静かに描き伝えている本を
他にまだ知りません。
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「もりのなか」 福音館書店
文・絵 マリー・ホール・エッツ
訳 まさき るりこ
1895年、米国のウィスコンシン州の小さな町に生まれたエッツは、
動物たちと親しんだ幼時期が、
多くの作品に感性豊かに表現されています。
社会事業に関心を持ち、
こどものための福祉に打ち込みましたが、
健康を害してから、絵本を書き始めました。
『もりのなか』は、
「死を目の前にして、万物と一体になろうとした経験」から
生まれたとエッツはいっています。が、
こどもに見える世界と大人に見える世界の隔たりが、
静かにしっかりと、
しかし愛情深く描かれているとおもいます。
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「海のおばけ オーリー」 岩波書店
作・絵 M.Hエッツ
訳 石井桃子
お母さんとはぐれてしまった赤ちゃんアザラシのオーリーのお話です。水族館の人気者ですが、
お母さんに会いたい、海の波の音が聞きたいという
オーリーの気持を誰もわからないのです。優しい飼育係が、打ちひしがれたオーリーをそっと海に返します。
数々の冒険を乗り越えながら、
アメリカの5大湖からセント・ローレンス川を下り、
懐かしい自分の探していた海岸にたどり着きます。
お母さんを呼ぶオーリーの声を聞きつけたお母さんアザラシの
喜びは計り知れません。オーリーはお母さんアザラシの横でぐっすりねむります。お母さんと子どもの平安の姿にふれると、
ほっとします。
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「小さな池」 福音館書店
作・絵 新宮 晋
心眼レンズのズームを
大きくしたり小さくしたりしてみてください。小さな世界に大きな宇宙が
必ず宿っていることに気付くことでしょう。
風や水で動く彫刻を多く制作している氏は、
人類が将来この地球で生き続けるためのヒントを
模索している芸術家といえます。
こんな言葉で本が結ばれています。
小さな池がみえますか?
Can you see the little pond?
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「はなのすきなうし」 岩波の子どもの本
作 マンロー・リーフ
絵 ロバート・ローソン
訳 光吉夏弥
スペインにいた、戦うことがきらいな牛のお話です。
ふぇるじなんどというかわいいこうしは、
しずかにひとりで草の上に座り、
花の匂いをかいでいるのが大好きでした。
でもとんでもないひょんなことから、
荒くれ牛と思われマドリッドの大闘牛場に
連れて行かれるのです。
どうなることやら・・・。
勘違いはつきものですね。
とても楽しく優しいお話です。
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「オーケストラの105人」 すえもりブックス
作 カーラ・カスキン
絵 マーク・サイモント
訳 岩谷時子
うつくしく演奏するのが仕事であるオーケストラの105人のメンバー。
そのひとりひとりがどんなふうにして準備をするのかを、
とても楽しく教えてくれます。
演奏するときまでの様子を、
秘密の部屋から
のぞいているような気分がしないわけでもありません。
なんだか、ちょっぴりだけど、
オーケストラの人たちが少し身近にかんじられることでしょう。でも、奏でる音楽は、
きっと美しい、美しい音色のはずです。
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まど・みちお画集
「とおいところ」 新潮社
ぞうさん
ぞうさん
おはなが ながいのね
そうよ かあさんもながいのよ
この詩を書いたまどさんは、
いつもほんとに身近なものを丁寧に見つめて詩にしています。
その身近なものは、
まどさんの心の宇宙にひとたび入ると、
いとおしいほどの命が吹き込まれた言葉となって生まれてきます。
それが豆粒ほどのちいさなものでも、
「ほら、この命の奥に見える宇宙をみてごらん」と
やさしく諭してくれる力があります。
そのまどさんの描く絵は、
もっとその宇宙をはっきりとみせてくれます。
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「リサ ニューヨークへいく」 ブロンズ社
文 アン・グッドマン
絵 ゲオルグ・ハレンスレーベン
ニューヨークは不思議な力を持った街。
凝り固まった肩の力が、いつのまにかすーっと抜け、
そこに元気という大きな気がはいってきます。
そう、大都市なのに無機質ではなく、温かな体温が伝わって、
なんだか生きる勇気みたいな力が湧いてくるんです。
この絵本はページをめくるたびに、本の中に引き込まれてしまいそう。
摩天楼に漂う温かさ、セントラルパークの風、行き交う人びとの波などが
どれも画面いっぱいに赤と青と黄色で描かれています。
訪れたことがあるなら、「リサ、ニューヨークへいく」のタイトルをそっくり
自分におきかえてもいいくらい。
そこで出会った全部をきっと、きっと思い出すことでしょう。